Syllabus
富山と日本海(Sea and Its Influence on Our Life)
3年 前期 2単位(選択) 担当教員:河合雅司, 福留研一
☆授業目標
 富山湾は海洋学的に多くの特徴を有しており、富山湾特有の現象が発生する。
特に、秋から春にかけて富山湾に侵入するうねり性波浪(寄り回り波)は、富山湾
沿岸において約10年周期で大きい波浪災害をもたらすことが知られている。
 本授業の目標は、富山湾沿岸で生じる諸現象について学び、その発生メカニズ
ムについて考察することである。
☆学生の到達目標
@海洋学の基本的な知識を身につける。
A富山湾沿岸域で生じる諸現象について説明できる。
B沿岸域で生じる諸現象の発生メカニズムについて理解する。
☆授業計画
@富山湾と波
A波浪(風浪とうねり) −周期・波長・波速度の関係−
B波浪観測 −波浪観測装置,波浪諸元の計算−
C寄り回り波 −研究の歴史−
D寄り回り波 −特徴,波浪災害,予測等−
E寄り回り波 −寄り回り波に伴う現象−
F沿岸域における長周期の水位変動とその発生メカニズム
G潮汐 −用語・観測方法・富山湾における潮汐−
H日本海と北陸の気象 −対馬暖流と脊梁山脈の富山の気象への影響−
I日本海と富山湾の海洋構造(1) −現在の海洋の成り立ち,化学的・物理的構成−
J日本海と富山湾の海洋構造(2) −海洋観測から見える富山湾の海洋構造の特徴−
K海流の姿と役割 −海流が気象や漁業に与える影響−
L富山湾沿岸で発生する諸現象 −急潮,生物生産,海洋環境−
M富山湾沿岸で発生する諸現象のメカニズム −海洋物理学的考察−
Nまとめ
☆キーワード
富山湾、日本海、災害防止、寄り回り波、沿岸流
☆成績評価法
課題・小テストと期末試験の結果を総合的に評価する。

☆成績評価基準
課題・小テスト(50%)、期末試験(50%)
講義資料
  http://www2.nc-toyama.ac.jp/~mkawai/lecture/toyama_and_wave/index.html

☆参考書
(1)藤井昭二編著:富山湾−神秘性とロマンの"宝庫"−、新興出版社
  ISBN4-88004-125-4 C1040
(2)富山県/日本海学推進機構企画:「富山湾読本」,北日本新聞社
   ISBN978-4-86175-061-8-C0000
☆履修上の注意事項
・関数電卓を持参して下さい。
・課題は定められた期日までに提出すること。
・富山湾に学ぶという姿勢で取り組み、富山湾で生じる現象またはそれが生じる
 現場を自分で確認して下さい。
☆質問への対応方法
授業の途中に質問を受け付ける時間を設けるほか、
電子メール(河合:mkawai@nc-toyama.ac.jp, 福留:dome@nc-toyama.ac.jp)
でも受け付ける。